院長 挨拶

913ishiidr  竹田医師会病院のホームページにお越しいただきありがとうございます。
  当院は大分県西部、熊本県、宮崎県との県境、国道57号線沿いの交通の要所に位置し、昭和43年に開設されてからこれまでおよそ50年間、竹田市はもちろんのこと、隣県地域を含めると約16万人のひとびとが暮らす医療圏のなかで地域における中核病院としての役割を担ってきました。

  当院は「地域医療」「災害救急医療」「連携医療」の三本柱を理念としてかかげています。

   地域医療においては、地域のかかりつけ医としての機能と、医師会の先生がたからの依頼による高度な検査や治療を行う専門医療機関としての機能を重視し「地元で可能な治療は地元で」を合言葉に基本診療科である内科・外科・整形外科を中心に診療を行っています。平成27年度には消化器・内視鏡センターと膝・股関節センターを新設しましたが、子供さんから高齢者まで幅広く地域における医療ニーズに対応できるよう機能の充実に取り組んでいます。
  また、へき地医療拠点病院に指定され医療過疎地域に対する巡回診療や在宅医療を受ける患者様に対する訪問診療にも力を入れています。

  救急医療においては、二次救急指定医療機関として年間700~800台の救急車を受け入れています。日常救急診療におけるキーワードは「断らない救急」と「初期対応とつなぎの救急」です。大学病院をはじめとする高次医療機関が集まる大分市内、熊本市内へは陸路で1時間以上かかる地理的条件のなかで地元医療機関が果たすべき役割は大きく、軽症・中等症はもちろんですが重症も含めて、まずは断らない、次に必要時には適切な処置を行い迅速に高次医療機関へつなぐことが患者様の命を守ることにつながります。
  大分県では平成24年にドクターヘリが導入され、広域医療体制の整備と医療圏連携により救急医療の地域格差を是正する取り組みが行われていますが、消防機関とともに病院前医療にも特に力を注いでおり、ドクターヘリとの協働も含めて日常的に医師・看護師・業務調整員からなる医療チームを現場出動させています。ともすると「都会で助かる命も田舎では助からない」と言われていた時代もあったかと思いますが、「田舎でも助かるし、田舎では奇跡が起こる」と言われる時代がくる日を目指して救急医療の充実に取り組んでいます。

  災害医療においては、災害拠点病院・大分県DMAT指定医療機関として、局地災害・大規模災害かかわらず、有事の際には当院が医療拠点となるべく院内環境の整備を行い、また災害派遣医療チームDMATをいつでも迅速に派遣できるよう体制の整備に取り組んでいます。

  地域医療、災害救急医療、ともに医師会病院単独でなし得るものではありません。 地域の医療機関、介護福祉機関、消防をはじめとする行政機関、そして県内全体の関係機関との「連携医療」を最後の大きな柱としてかかげてある意味は、限られた医療資源を最大限活用し、地域のひとびとに安心で良質の医療を永続的に提供し続けるための、竹田医師会病院、さらに竹田市医師会員すべての決意を表したものです。

  地域から愛される病院、地域から信頼される病院、地域と共に歩む病院を目指し、医療を通して社会に貢献できるよう努力を続けてまいりたいと考えます。

  引き続きみなさまのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

平成29年4月吉日